糖尿病とケトン体
糖尿病とケトン体
生活習慣病の一つであり,メタボリック症候群と深く関わる糖尿病。糖尿病患者の中には,自分で血糖を測定して管理している人も多いでしょう。そして,尿検査で取り上げられるのが「ケトン体」です。ケトン体とは何でしょうか?通常は糖をエネルギー源として利用していますが,インスリンの不足によってそれができない糖尿病患者の場合,体は脂肪をエネルギー源としています。その脂肪の分解によって生じるいわば燃えカスが,ケトン体です。ケトン体は強い酸性ですので,これが血中に増えると,血液のpHも酸性に傾きます。この状態をケトアシドーシスと言い,体にとって良くありません。ですから,糖尿病患者にとって,尿ケトンが陰性であることが好ましいと言えます。
糖尿病の自己管理
糖尿病と診断された場合,その程度によって自己管理の仕方や血糖コントロールの方法はさまざまです。しかし,基本的に糖尿病患者のすべてが自己血糖測定を行なうことが勧められています。指先を軽く刺して出た血液を使って血糖を測定するのが,基本的なタイプです。最近では,前に述べた血中ケトン体の測定もできる機器があります。血糖コントロールの状態を知るのに役立ちますので,主治医と測定回数や方法などを相談すると良いでしょう。血糖の自己測定値に加えて,病院で行なう血液検査で分かるヘモグロビンA1cの数値や尿検査の結果を踏まえて,コントロールをしていくことができます。定期的な検査や診察で,自分の状態をしっかり把握するようにしましょう。
糖尿病の改善のために
糖尿病患者にとって大切なのは,定期的な検査と指導を受けることです。診察のときに自己測定をしたノートを主治医に見せると思います。主治医はそれに応じて,薬やインスリンの調整などを行なうかも知れません。医師も検査結果や毎日の測定記録などを見て判断し調整していきますので,自分で勝手に調整しないようにしましょう。また,食餌療法や制限などもあるかも知れませんが,できる限りバランスよく栄養を摂るようにしましょう。栄養バランスが崩れると,摂取した栄養がうまくエネルギーに変換されません。ですから,ビタミン・ミネラル類をしっかり摂るようにすることが大切です。いろいろな合併症を防ぐためにも大切なことですので,改善のために頑張りましょう。
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