爪の病気

皮膚が病気になるのと同じように,爪も病気になります。爪の病気にはどんなものがあるでしょうか?ここでは,そのうち主なものについて取り上げています。また,爪から体の状態をチェックする方法も載せています。

爪の病気

爪の病気といってまず思い浮かべるのが,爪水虫。専門的には,爪白癬(そうはくせん)と言います。白癬菌という細菌が,爪のケラチンをえさとして繁殖していくことで進行します。これは感染症の一つですから,家族など近親者の間で感染して広まります。また,一般に巻き爪と呼ばれる陥入爪も,よく知られた爪の病気の一つです。特に足の親指がなりやすく,爪の両側が指に食い込んでいく,とても痛い症状です。皮膚科や形成外科などでは,巻き込んだ部分を切ってコットンで爪が平らになるように,いわば矯正するような処置をします。ひどく進行している場合は,余分に広がっている爪の根元を薬で焼いてしまう手術も行なわれます。


爪の病気の症状

爪は皮膚の一部でもあり,変形したりすると生え際や爪の脇の肉に影響をしますので,痛みなどの症状が出ます。特に痛いのが陥入爪です。爪が左右に巻き込んで横や下の肉を刺激し炎症を起こして,歩くのが辛い状態になります。炎症部分は化膿することもあります。さらには,この痛みをかばって変な歩き方をするようになりますので,間接的な影響としてひざの痛みや腰痛を引き起こすこともあります。最近では,足の爪専用の爪切りなども販売されていますが,専門家に処置してもらうのが最善です。まずは切って様子を見るということになると思いますが,症状が繰り返されるのがほとんどですので,何らかの仕方で爪の形を平たくする処置がされるでしょう。いずれにしても,早いうちに診察を受けることが大切です。

爪の色から分かる病気

爪はほぼ透明ですから,その下の皮膚がほとんど透けて見えます。それによって,健康状態をある程度チェックすることができます。まず,白っぽい色をしていると,鉄欠乏性貧血や肝臓病の疑いがあります。ピンクより濃い赤っぽい色をしている場合は,多血症が疑われます。それによって血が粘ったりして脳血栓や心筋梗塞を引き起こす可能性があります。紫や黒っぽい爪の色は,唇に見られるのと同じようにチアノーゼ状態ですから,悪性貧血や心疾患が疑われます。食生活の乱れも爪の色や形に表われることがあります。普段からバランスの取れた食事をすることは大切です。爪の状態から気になることがあるようなら,かかり付けの医師に相談すると良いでしょう。


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